脳神経科学的感情分析で、抑圧していた感情に出会った話

先日、脳神経科学的感情分析をテーマとした勉強会に参加してきました。
そこで今回は勉強会の概要、そして学びをまとめてみます。

 

勉強会の下ごしらえとして行ったこと

この勉強会の参加条件は「感情記録を30日間行うこと」でした。具体的には1日1回、その日に抱いたポジティブな感情とネガティブな感情とその理由を記録するシンプルなものです。

この作業、一番難しかったのは感情にラベリングをすることでした。思った以上に感情の語彙が無く、似たような言葉が並んでしまうのです。NVCで使っている感情リストを取り入れることによってこの問題はクリアできましたが、いかに普段感情を粗く認識しているかがよくわかりました。

 

ストレス反応から感情を読み解く

勉強会が始まると、まず、30日間の感情とその感情の原因と種類などをまとめた感情分析シートが配布されました。

これらの資料を参照しながら、感じた感情や感情発露の原因などを分析してきました。これだけでも普段あまり意識化できていない自分の特徴が見えてきました。

そして、30日間全体をざっくり分析した後はネガティブな感情でインパクトが大きかったものを取り上げ、ストレス分析を行うことに。

分析の前に「ストレスとはそもそも何なのか?」「ストレスと友達になるためには?」というミニ講義があり、ストレスが発生する際にはストレスメディエーターというものが深く関わっている、すぐに可能な副交感神経を優位にする方法、セロトニン分泌を促すための方法、などを学びました。今までに知識として知っていたこともありましたが、具体的に脳内でどんなメカニズムが働いているのか?という点まで教えて頂けたので、より理解がスムーズになりました。

 

抑圧している感情との出会い

講義が終わると、いよいよ自分の結果を用いて分析を行います。僕の場合、最もストレスへのインパクトが大きかった感情は「自分への不安」でした。これはそこそこ自分でも認識できていたので(認識していた以上の量がありましたが)、確認程度だったのですが、2番目にインパクトが大きかった感情が自分にとって意外なものでした。

それは「他者への怒り」でした。自分への怒りは意識化していたのですが「他者への怒り」がここまで影響を与えているとは全く考えていませんでした。

「記録としては残っているが認識できていない」ということは、感じてはいるものの自分の中で抑圧しているということです。確かに思い返してみると、他者に対して怒りを感じている自分はしばしばいました。しかし、「他者に対して怒りを感じてもしょうがない」「他者に対して怒りをぶつけることは相手を傷つける」などの信念があり、相手への怒りをうまく使えていなかったことが浮き彫りになりました。

このテーマは深掘りしがいがありそうで、しばらく「相手に怒りを感じたシチュエーション」を丁寧に観察することにします。

 

感情を分析することの意義

実はこちらの勉強会、あまり期待はしていませんでした。感情は身体で感じることが一番で、感情を分析することにあまり価値は無いのでは?という考えがあったからです。

ただ、実際には改めて30日間の記録を分析したことで、主観で感じるだけではできない発見があり、感情を分析することもなかなか悪くないと、自分の固定観念が一つ外れる機会になりました。

まず「感情を身体で感じるセンスを磨き」、その後「感情を分析し」、最後に「身体感覚と分析を統合させていく」、そんなプロセスがバランスが取れて良いのではないでしょうか?

感情分析は今後脳神経科学が発展していくことでどんどん精度が上がっていくのでしょう。これまでは分析をやや軽視していましたが、これからは身体の知恵をベースにしつつも、科学的な視点との照らし合わせを行うことで、感情をより丁寧に扱っていけるようになりたいとの思いを抱きました。

 

 

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