アイディアワークこそ、ルーチンワークがカギ

イノベーション
Bessi / Pixabay

いま「プロフェッショナルアイディア」という本を読んでいます。最初はノウハウ本の一つとして読み始めたのですが、いい仕事をしていく上での本質的なコツが詰まっていて、企画系の仕事をやらない人にも学びが得られる本です。とても良い本なので本当はあまり紹介したくないぐらいです。

この本は、どんな仕事であれ、基本動作・原理原則が大切であることを教えてくれます。企画やアイディアを生み出すためにはクリエイティビティが必要になるため、どうしても飛び道具的なものに頼りたくなったり、それに頼る自分を正当化しがちです。この手の本も、ついついオシャレな手法や、文房具に頼ったりなんて話になりがちです。

確かにアイディアを生み出すにはクリエイティビティが必要なのですが、だからと言って、そのプロセスもクリエイティビティに満ちていればいいかというと、それはまた別の話です。

「プロフェッショナルアイディア」では、基本的なことを愚直にやることの重要性で全編が貫かれています。紹介されるアプローチもいちいち理にかなっているので「やらざるを得ない気持ち」になります。

この本を読んで改めて腹落ちしたのは、アイディアを生み出すために僕らにできるのは、アイディアが降りてくる状態を創ることだけ、ということです。状態を整えた結果、アイディアが生まれるのであり、いきなりアイディアを生み出そうとしても無理なのです。

だから、常に基本動作を通じて、アイディアが生まれる状態を継続的に創ることが大事なのです。そしてこれはアイディアワークに限らず、あらゆる仕事に言えることではないでしょうか?良いマネジメントをするには、日頃から良いマネジメントができる環境を整えておく、良いリーダーシップを発揮するには日頃から信頼を得ておくことが大事など、例を考えればキリがありません。

というわけで、「プロフェッショナルアイディア」オススメです。僕も何度も読み直して血肉化しようと思います。

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