先日、Facebookでも投稿しましたが、この連休中に読んだ本の中に『シンクロニシティ』があります。実は数年前に読んだきりだったのですが、何となく気が向いて読んでみることにしたのです。
簡単にこの本について紹介すると、主人公のジョセフ・ジャウォースキーが、弁護士のキャリアを捨て「真のリーダーシップとは何か?」という問いを抱えた旅に出る中での出会いや気づきについて綴られている本です。
今回改めて読んでいくうちにわかったことがあります。それは、以前はこの本を「まったく読めていなかった」ということです。一応、前回読んだ際にもきちんと読破はしていて、重要なところに線を引いたりしています。確かに線を引っ張った箇所は今回読んでみても大事な部分ではありました。しかし、読んでいる感覚が以前とは大きく異なっていました。
前はこの本を「リーダーシップの知識」を「仕入れる」ために読んでいました。「何か新たなリーダーシップコンセプトはないか?」「この本が言おうとしている真のリーダーシップは何か?」というような姿勢です。この姿勢が悪いという訳ではないと思いますし、当時の自分が一生懸命読もうとしていたことは誰よりも自分が知っています。ただ、どこかこの本に書いてあるのは別世界のようなこと、と自分と切り離した感覚も持っていました。
一方、今回は自分と引きつけて読むことができるようになっていました。それも、意識しようとした訳ではなく、自然とそういうモードになっていったというのが率直な感覚です。
きっとこれは本のメッセージと自分の身に起きていることが近づいてきている証なのだと思います。僕の最近のブーム(笑)は「起きたことや起ころうとしていることに身を委ねる」ということです。無理に何かを起こそうとするのではなく、流れが言いたそうなことに耳を澄まし、可能な限りその流れに沿って動いてみるということにチャレンジしています。
一応「なぜそうするべきなのか?」という理論的な答えは知っていますが、実際には何かメリットがあるからやっている感覚はなく、ただそうした方が良い気がするから、やりたいからやっている、というような感覚です。
ただ、不思議なもので、この流れに身を委ねてみると、その流れに沿うような出来事が起こってくるものです。また、流れに沿わないものについては気持ちが向かわなくなっています。(今これに若干悩まされているのですが。。。笑)
どうやらしばらくこの流れは続きそうなので、またちょくちょくこの場でシェアをしていきたいと思います。