複雑な状況の中でも本質的な解決策を探るアプローチ:「氷山モデル」

今年から少しずつ勉強を始めたうちの一つに、システム思考というものがある。一言で言うと、物事の全体像を見て、本当に効果のあるレバレッジポイントを見出すための考え方である。

来年は、このシステム思考をちゃんと勉強しようと思っている。というのは、組織の問題を観ていくために、システム思考は有効な視点だと考えているからだ。

特に以下の「氷山モデル」というものが最たるものだと思っている。

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これは経験則的なものだが、人や組織が問題とされている時は、たいてい「出来事レベル」には手を打っても改善が見られないという時であることが多いように思う。

そんな時、更にロジカルシンキングや問題解決思考で切り込んでいっても、結局至極真っ当な結論しかでず「それが出来ていないから困っているのに」となりがちだ。

こういう時は「いったいどんなパターンが出来事を引き起こしているのか?」「いったいそのパターンはどんな構造から生まれているのか?」「いったいその構造はどんな前提が生んでいるのか?」というように物事の全体像を観に行くことが有効になる。

と、理屈では分かっていても、この「氷山モデル」を現実世界では十分に使いこなせていないのが正直なところだ。非常にパワフルなツールであることは知っているので、これをまずは意識的有能(がんばればできる状態)にまで持っていきたい。それが来年の目標の一つだ。

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