サイトアイコン Society 5.1 Institute

ビジョン作成の落とし穴~成長のジレンマに陥ってしまうビジョンとは?~

ビジョン作成には落とし穴があるという話を聞いた。それは「自己成長ビジョン」を創ってしまうこと。「自己成長ビジョン」とは、例えば「社長になりたい」等、自己の成長を目的としたビジョンのことだ。このような自己成長ビジョンは、一見問題無さそうに見えるのだが、実は大きな問題がある。

引き起こされる問題は大きく以下の2つだ。

この手のビジョンは、特にキャリアデザインやリーダーシップなど、自己に言及する機会が多い際にやってしまいがちだ。

では、一体どうすればいいのだろうか?その答えは「未来創造型のビジョン」を創ることだ。「未来創造型のビジョン」とは、その名の通り、望ましい未来の創造を目的とするものだ。このビジョンだと、直接の自己フィードバックに陥らず、かつ、自己とは異なり、外界に働きかけるため何らかの変化が見えやすく、精神的にも安定しやすい。

図にするとこんな感じだ。 

          

          

このジレンマは分かっていても、ついつい陥ってしまいがちだ。自己成長を目指すことは決して悪いことではないし、未来を創造するよりも自己の成長をイメージする方がイメー