世界を変えるための本質

セルフリーダーシップ

今日は世界的なファシリテーターとして知られているアダム・カヘンさんのイベントに参加。アダム・カヘンさんが何を意識しながらファシリテーションをされているのかに注意を払いつつ、お話を聞いてきました。

これまでの著書を読む限りでは、まるで魔法のようなファシリテーションをされるため、もともとファシリテーションのセンスのある方なんだと今日までは感じていました。しかし、今日実際にアダム・カヘンさんのファシリテーションを目の当たりにすると、真っ当かつ、王道なファシリテーションをされる方でした。センスというよりも経験を積み重ねてきた方なんだと感じました。(もちろん一定のセンスはお持ちでしょうが)

ファシリテーションのセンスのある方というのは、即興的に問いを投げかけたり、一気に場をシフトさせたりすることがあるのですが、アダム・カヘンさんのファシリテートはきちんとプロセスを踏んで、誰もがついて来やすいように、ゆっくりしかし確実にリードしていくものでした。

その中でも特に印象的だったことは、極めて慎重に言葉を選びながら話されていたことです。決して先を急ぐことなく、いまの状況と話そうとしていることの一致があるまで待ち、的確な言葉を選択されている様子が伝わってきました。

ファシリテーションを通じて、たぶん、アダム・カヘンさんはずっとこうやって来たんだろうなという着実さと、経験に裏打ちされた力強さを感じました。

世界を変えるということは、決して大きなことをやることではなく、自分の信じることをただやり続けること、そして周りからのフィードバックを踏まえて的確に自己の在り方と行動を変えていくこと、そんなことに集約されるのかなと、今日1日を通して思いました。

 

社会変革のシナリオ・プランニング――対立を乗り越え、ともに難題を解決する

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