今日の帰宅途中にステイゴールドが急死したというニュースが目に入ってきました。僕がもっとも競馬にのめり込んでいた時に活躍していて、かつ、三冠馬であるオルフェーヴルを輩出するなど種牡馬としても優秀であっただけに、とても残念でなりません。
そして何より、ステイゴールドはとにかくファンから愛された馬でした。僕はこの馬に出会う前は「ただ強い馬こそが素晴らしい」と思っていました。もちろん競馬である以上、強い馬は素晴らしく、かつ必要な存在です。でも、ステイゴールドに出会って、人が本当に求めているのは「愛される馬、愛すべき馬」なのではないかと考えるようになりました。
そして、それは今でもあまり変わっていないし、人に対しても同じように考えています。強い人は確かに魅力的です。でも、強ければそれで良いかというと、そうではないと思います。愛があるからこそ、強さが引き立つ、そんな風に考えています。
愛と力の統合。もちろんこんな考え方は後で知ったのですが、ステイゴールドはそれを体現していた馬であったように思います。