今日はよく生きる研究所・榎本英剛さんの『よく生きるカフェ 「よく生きる×仕事」』というテーマの講演に参加した。
「今の収入が保証されているとしたら、今の仕事をするか?」という問いかけから講演はスタートし、榎本さんご自身の体験や想いをお伺いした。
その中で榎本さんは「仕事とは自分の存在意義を探り、表現すること」とおっしゃっていた。そして、こう考えると、自分の中で仕事としていたものが仕事ではなくなり、逆に仕事ではなかったことが仕事になる、とお話されていた。
さらに、今は世の中にある仕事から自分に合う仕事を選ぶという考え方になってしまっており、それは既存の服を当てはめて着るようなもので、自分でオーダーメイドの服をつくるぐらいになっていてもいいはずなのに、ともおっしゃっていた。
僕は上記のような話に、とても共感したし、自分もその通りだと思っているが、実はどこか煮え切らないものを身体で感じていた。それを、参加者の方とのダイアログで場に出していくうちに、僕自身が「仕事」に対して強烈な観念を持っていそうだということが分かってきた。どうやら、これが煮え切らなさを生んでいるようだ。
例えば、「仕事は最低でも貰っている費用分、普通はそれ以上の価値を出さなければならない」「仕事では成果を出さなければならない」「稼げる人は有能だ」等だ。これらの観念を持っていたからこそ、成果を出すことができていたのかもしれないが、どこか限界を生んでしまっているようにも感じた。
この違和感、煮え切らなさは身体レベルで感じたので、相当根深いのかもしれない。今日はこの違和感に気づけたことが最大の収穫だった。