アクションプランの効用

先日「フレームワーク質問力セミナー」に参加してきた。大変充実していたセミナーで多くの学びがあった。セミナーの内容自体は折に触れて書こうと思うのだが、今日はセミナーを受ける中で「アクションプランの効用」に関する気づきがあったので、それを書いてみたい。

 

アクションプランを作ることのメリットはいくつかあると思うのだが、個人的には以下の2つかと思っている。

  1. 学びを自分なりの理解、課題に沿う形で統合できる
  2. 日常生活におけるチェックがしやすい(「意識的無能→意識的有能」の段階をサポートするリマインドツールとして機能する)

 

一方、アクションプランを作った後で起こりがちなのが「行動できない自分にヘコむ」だ。これは「アクション」という名前から「行動していないとダメ」というイメージが想起されるからではないだろうか。

 

よく「行動を具体的にすればアクションプランは実行される」と言われているが、具体的にした場合の効用は後でチェックがしやすいことであって、行動を促す効果は少ないと考えている。アクションプランが機能しない理由の大半は、最初はやる気だったものの行動できないことや、すぐに成果が出ないことに対する嫌気にあるのではないだろうか。

 

そもそも、行動できないからアクションプランを作るのだ。最初は行動できなくて当たり前だ。だから、最初のうちは「リマインドツール」ぐらいの捉え方が良いと思う。「アクションプランを見るだけ」が蓄積されていくと、自然と行動に反映されるようになる、そのぐらいの構えの方が、かえって学びが実践されるのではないだろうか。

 

(※ちなみに本セミナー、質が高いため非常におススメ。特にコンサルタントやコーチ、マネジャーなど「質問が成果の差を作る」仕事に携わっている方は受けられると良いと思う。迷っている方はホームページをご覧ください。また、ご連絡頂ければ、僕の感想をお話します。あ、ちなみにステマではないので、紹介料が貰えるとかは一切無いです。良い内容なので薦めております。)

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