Unlearning(アンラーニング)研究会に参加してきました(1日目)

学習・成長理論

今日はUnlearning(アンラーニング)研究会に参加してきました。その名の通り、Unlearning(アンラーニング)に関する文献を読みながらディスカッションをするという研究会です。今日と明日の2日間行われます。

1日目を終えて気づいたことは、Unlearning(アンラーニング)はかなり広範囲にわたる概念であり、使用する際にはきちんと定義をして使わないと他の概念との混在を招き、あとあと面倒なことになるということです。

例えば、人材育成・組織開発の観点では大きく2つの文脈でUnlearning(アンラーニング)が必要と言われます。一つは、マネジャーが過去の経験を拠り所にするのではなく、いまある状況から適切な打ち手が打てるようになるような、すでにある概念を取り払い、適切な概念を身につけるという文脈です。二つ目は、新規事業立案のように今までにない概念を生み出す際などに、過去の概念を否定するというような文脈です。マネジメントにおけるUnlearning(アンラーニング)とイノベーションにおけるUnlearning(アンラーニング)の違いと言えるのでしょうか。一見似た者同士に見えますが、打ち手は大きく変わってくるように思えます。

どうも実務上では、なんとなくUnlearning(アンラーニング)という言葉に「スッキリ感」や「爽快感」が感じられるためか、安易に使われてしまっているような風潮を感じます。こういうバズワードが出てくる際は要注意なシーンであることがほとんどです。

2日目でも新たな発見があると思いますので、また改めてレポートを書いてみたいと思います。

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