今日は「内なるトランジション〜榎本英剛さんを招いて〜」というイベントに参加してきました。ヒデさんのお話が聞けるということと、地元での開催だったので、これは!と思い参加することにしました。
テーマは「トランジション」。移行や変化などの意味合いがある言葉で、僕のライフテーマを示す言葉でもあります。今回は外なるトランジション=トランジション・タウン、内なるトランジション=自己の内面のトランジションの2つについてのお話でした。
まず、トランジション・タウンについてです。こちらについてはトランジション・ジャパンのWEBサイトをご覧いただくと良いかなと思いますが、一言で言ってしまうと「人と地域の創造力を原動力とした持続可能な生き方・コミュニティづくり」としてしまって良いかと思います。
ただ、このプロセスが長きに渡る実践を経て、磨きこまれているのがトランジション・タウンの特徴の一つです。今日お話を聞く前までは単なる環境活動の一つかと思っていたのですが、どうやら少し違うようでした。
その違いが、冒頭にも触れた「内なるトランジション」です。アクションとして活動だけでなく、人の内面に起こる変化を大切に、それをベースに活動が進んでいくのが、トランジション・タウンの素晴らしいところなのです。
例えば、こんな考え方がトランジション活動の根底に流れています。
- 市民一人ひとりの創造力こそ、最も使われていない再生可能エネルギー
- やりたい人が、やりたいことを、やりたい時に、やりたいだけやる
- 楽しくなければ持続可能じゃない
トランジション・タウンの活動は、自分の生活にダイレクトに影響があるため、かなり難しいプロジェクトだと思っています。活動の中で、自分の当たり前としてきた習慣や考え方を変える場面が訪れるからです。一見困難である活動を継続し、かつ、持続可能な成果を生み出すという点から、自発性や創造性を最大限に解き放つことがポイントになってくるのだと思います。
今回お伺いしたお話は企業のマネジメントや家族の問題など、幅広い文脈で活用できそうでした。実際にいくつかこれからのヒントをいただけました。僕にとって、「トランジション」はど真ん中のテーマなので、実践と探究を続けます。