僕は「自分自身がこれだ!と思えること(のめり込める)が自然とビジネスになっていく」のが望ましいと思っているし、下手に規模を追求するよりもよっぽど幸せになれると思っているが、一方で、大きなビジネスを手掛けてみたいという願望のようなものもあったりする。
ただ、社会人生活を数年送ってみて感じることとしては、そうそう大きなビジネスが存在するという訳ではなく、大きく成長するビジネスというのはある程度限られているのでは?ということだ。唯一の例外はこれから市場そのものを創るというケースだろう。最近で言えばソーシャルゲームが当てはまる。
では、大きく成長するビジネスとは一体どのようなものなのだろうか?『132億円集めたビジネスプラン』によると3つの条件があるらしい。
132億円集めたビジネスプラン 熱意とロジックをいかに伝えるか
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- 市場が大き
いこと(=誰もが日常的にやっていること) - 市場に大きな非効率が存在すること
- 技術のブレークスルー、規制緩和などの環境変化があること(=不便さを解消する新しいソリューションが提供できること)
これを見ると、やはり初期段階である程度市場が大きい所にチャレンジしていかないと、規模は獲得できないのだろう。ただし、そうなると一番大事な「志」を軽視することにも繋がりかねない。
自分がいったい何を大事にしたいのか?、社会からは何が求められているのか?など複数の軸から、「自分なりにビジネスをやるとしたら何を求めるか?」をきちんと形にしておきたい。そうでないと、数字に振り回されてしまいそうだ。