今週の土日に「自分をつくる学校」の合宿に参加してきました。最近オープンしたばかりのブルームコンセプトのコンセプトスタジオにお邪魔して、2日間、みっちり講義&ワークを受けてきました。
詳しい内容は公式のWEBを見ていただくとして、僕にとっての一番の気づきは「自分の価値を人に伝わる形で整理すること」はキャリアデザインの方法として極めて優れているということです。
仕事柄、キャリアをテーマとした研修やワークショップを、僕は人並み以上に知っていると思いますが、実は世の中に出ている件研修は、ほぼ同じ構造で出来ています。「過去を分析して、将来何がしたいかを考えて、直近のアクションを決める」という枠組みです。
別に、この考え方が悪いという訳ではないと思います。これはこれで大事です。でも、これってともすると「自分視点になりがち」なのです。他者の視点がどこにも入っていないからです。キャリアは自分だけで創れるものではありません。どこかに自分に価値を感じてくれる人や環境があって、初めて成立します。
だから、他者の視点が入っていないキャリアデザインはそもそも「絵に描いた餅」になりやすいのです。
一方、「自分の価値を人に伝わる形で整理する」アプローチは、アウトプットが必然的に他者を意識したものになるため、次のアクションに繋がりやすいのです。周りもフィードバックしやすく、「分かりやすいか、そうでないか、ピンと来るか、来ないか」という軸で意見を伝えるだけで、フィードバックが機能します。
今回「自分をつくる学校」に参加してみて、僕自身のキャリアを深める大事な機会にもなりましたし、キャリアを考える効果的なアプローチという点でも、得られたものがたくさんありました。
もし「自分をつくる学校」に興味を持たれた方がいれば、どうぞ気軽にお声ください。内容について詳しくお話もできますし、今お持ちの課題意識にこのワークショップが沿ったものなのか、アドバイスもできると思います。