暇を見つけてはこの本を読んでいる。
なぜ人と組織は変われないのか――ハーバード流 自己変革の理論と実践
- 作者: ロバート・キーガン,リサ・ラスコウ・レイヒー,池村千秋
- 出版社/メーカー: 英治出版
- 発売日: 2013/10/24
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
読む前から楽しみにしたけれど、やはりいい。読んでいけばいくほど、変わりたい気持ちが強いほど自己の中で反発が生じ、しかもそれが無意識のうちに引き起こされていくことが分かってくる。
そして、本書が優れている一番の理由は「意識的に観ることが難しく、かつ、観にいくことそのものが感情的な抵抗や嫌悪感を引き起こしやすい自己のイヤな内面」を抵抗を極力少なくした上で観にいける方法論(免疫マップ)が体系化されていることだ。
ちょっとの勇気と好奇心のある個人であれば、おそらくほぼ抵抗なく取り組めるだろうし、人の内面を見ていくことに心理的な抵抗の強い既存の会社組織においても、かなり機能する感覚がある。
この手のことは本来、内省力をある一定以上持っている個人か、腕の良いコーチのサポートが無いと、極めて難しいのだが、本書にあるツールを使えば、一人でもかなり筋の良い内省ができると思う。
ということで、本書を活用した読書会を11月16日(土)15時~17時@池袋で開催します。ただ、本書の内容をなぞるだけではなく、僕がこれまで学んできた内省系の方法論や考え方を活かして、より深い所まで内省ができるようツールを創り込みます。
参加して頂くことで、なぜ人は変わりたくても変われないのか、そのメカニズムが明らかにできます。どうぞお気軽にご参加ください。
お申し込みページURL:http://kokucheese.com/event/index/125196/