僕にはいくつか抱えている問いがある。代表的なのが以下のような問いだ。
- 人が真に成長する(=目覚める)のはどんな時か?
- 組織が活性化(成果を創出し、そのプロセスにも充実感を覚えている状態)するためには何が必要なのか?
- 組織の中で、人が覚醒した上で成果を出し続けることは可能なのか?もし可能だとすれば、それはどのような環境なのか?
そして、この問いに直接応えているという訳ではないが、近い問題意識で書かれていた本があった。
「生きる力」の強い子を育てる 人生を切り拓く「たくましさ」を伸ばすために (人間性教育学シリーズ)
- 作者: 天外伺朗
- 出版社/メーカー: 飛鳥新社
- 発売日: 2011/11/01
- メディア: 単行本
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本書は「生きる力」を育むための環境や条件を論じている本だ。特に「フロー体験」こそが、人を目覚めさせるとしている。「フロー体験」とは「人間がそのときしていることに、完全に浸り、精力的に集中している感覚、完全にのめり込んでいて、その過程が活発さにおいて成功しているような活動における精神的な状態」(Wikipediaより)を指す。(ちなみにこの記事が大変分かりやすいのでおススメ)
僕も自分の体験から、「フロー」こそが人を育てるという話は当たっていると思うし、子どもだけでなく、大人にも言えることだと思っている。ただ、なぜそうなるのか?という点についてはあまり整理されていないように思われるので、これはキチンと整理しておきたいと考えている。(学習理論や成長理論を組み合わせれば可能だという手応えがある)
大人であってもフローに浸ることで充実感と共に成長し、心からの幸せを感じ、そして与え合う世界、それが僕の理想とする世界像の一つだ。