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目に見えないパフォーマンス領域を科学する

OpenClipartVectors / Pixabay

人のパフォーマンスの出どころを探っていくと、どうしても言語では表せない領域に向かっていきます。いわゆる無意識にあたる部分であり、その領域を科学的に解き明かそうとしているのが「量子力学」です。

「力学」という文字が示すように、本来的には物理学に分類されるテーマですが、前述のような背景から、人のパフォーマンスやリーダーシップの源泉には「量子力学」が深く関わっています。たとえば「リーダーシップとニューサイエンス」はリーダーシップと量子力学や複雑系の関わりについて論じています。

リーダーシップとニューサイエンス

  • 作者: マーガレット・J・ウィートリー,東出顕子
  • 出版社/メーカー: 英治出版
  • 発売日: 2009/02/24

ただ、なんとなくお気づきかと思いますが、量子力学はかなり難解です。正直に白状すると、僕もなんとなくという程度にしか理解できておらず、まだまだ本質には触れられていない感覚がありました。

しかし、この1冊に出会って僕の量子力学アレルギーは払拭されました。

量子力学で生命の謎を解く 量子生物学への招待

  • 作者: ジム・アル-カリーリ,ジョンジョー・マクファデン,水谷淳
  • 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
  • 発売日: 2015/09/16

本書では既存の科学では説明のつかない現象、「渡り鳥はどのようにして目的地までの行き方を知るのか」「サケはなぜ数年間の航海を経て生まれた場所に戻ってくるのか」などを量子力学の観点から説明を試みます。非常に興味深いのが「なぜそうなっているのか実は分かっていないが、量子力学を用いると説明ができてしまう」という点です。

そして本書のクライマックスは「生命と量子力学の関係」です。ネタバレになってしまうので、ここでは敢えて伏せますが、最先端のリーダーシップ開発で言われていることとかなり近く、もしこれが真実だとしたら、既存の人材開発理論は大きく塗り替えられると思います。

興味のある方は、まず著者のTEDを観てみることをお勧めします。このプレゼンが楽しめたなら、本書も間違いなく楽しめます。

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