今週末は、3ヶ月毎に開催されているマーニーのワークショップに参加しました。今回のテーマは「無意識にある思い込みのプログラムを変える」でした。
2日間まるまるを使って「無意識の内に組み込まれている思い込みや信念を書き換えていくために何が必要なのか」を扱っていきました。
類似のワークショップはたくさんありますが、しっかりと「世界観」が根ざしていることが、マーニーのワークショップの最大の特徴であり、類似のものとの違いです。
マーニーは大きく2つの世界観=パラダイムがあると言っています。古いパラダイムと新しいパラダイムです。古いパラダイムは「良い悪い」が軸となるパラダイムです。このパラダイムは分かりやすいのですが、世界や人間の一部の力しか活用できず、限界づけられたものという宿命を持っています。
新しいパラダイムは、「すべてに価値がある」という前提に根ざしたパラダイムです。このパラダイムは限界が無いため、普段は意識すらしていない創造性をもたらすことができます。
今回のワークショップは、いまはまだ支配的である「古いパラダイム」から「新しいパラダイム」で生きるために、信念を書き換えていくということをやっていきました。マーニーのワークはとにかくシンプルなので、慣れさえすれば、すぐに活用できるようになります。今回学んだ信念を書き換えるワークもいろいろな理論が背景にありながら、とても洗練されたものでした。
ちなみに、今回のワークショップシリーズは子育てがテーマです。これから生まれてくる子どもは、新しいパラダイムに生きる人として生まれてくるため、子どもたちを育てる大人が、新しいパラダイムで生きていくことがとても大事だから、という背景からです。
他にも「新しいパラダイム×何かのテーマ」として掛け合わせていくと、いろいろなインスピレーションが湧きそうです。一部実践され始めてはいますが、個人的には「新しいパラダイム×企業教育」とか「新しいパラダイム×働き方やキャリア」なんて興味があります。
写真はグラフィックファシリテーターの山田夏子さん作です。(最近はグラフィックファシリテーターも珍しくなくなってきました。グローバル化していく中で、言葉だと複雑なやり取りを言葉以外の表現で残せることが、ますます大事になっていくと確信しています)