先日友人の松尾さんがクリーン・ランゲージのセッションを受けてくださいました。
その模様を感想も含め、ご紹介します。
クリーン・ランゲージって?
まずクリーン・ランゲージについて馴染みがない方もいらっしゃるかと思いますので、簡単にご紹介します。
クリーン・ランゲージとは、コーチングの手法の一つです。コーチングでしばしば起こりがちなことの一つに、コーチの質問が何らかの前提や意図が入っているためにクライアント側の真意が引き出せずにセッションが行われてしまうことがあります。
一方、クリーン・ランゲージは前提のない質問を用いる手法で、誘導される感覚やコントロールされる感覚に陥ることなくセッションを進めることができます。
さらにクリーン・ランゲージのもう一つの特徴に「メタファー」を発展させることが挙げられます。メタファーは言葉だけでは表現できない繊細なニュアンスまで、わかりやすく伝えるために使われます。クリーン・ランゲージではそのメタファーについて問いを通じて深ぼっていくことで、クライアントの方の真意にアプローチしていきます。
以上がクリーン・ランゲージの簡単なご紹介です。
セッションはどんな感じで進むのか?
今回行ったのは「クリーン・ランゲージ×ストレングスファインダー」セッションです。このセッションはクライアントが持っている才能の源泉をメタファー化していくことで、ご自身の持っている才能の理解を深めたり、より意識的に才能を活用できるようになることを狙いとしています。
クリーン・ランゲージについてはあまりよく知らないけど、ストレングスファインダーは知っているという方も多いので、初めてクリーン・ランゲージに触れる方にオススメなセッションです。
セッション時間自体は30分~40分程度、その後のフィードバック&ダイアログで30分〜20分程度、合計1時間ほどのセッションになることが多いです。
最初にセットアップも兼ねて、上位5つのストレングスの確認と、そのうちセッションで扱う強みを普段どんな場面でどんな風に使っていると認識しているか?について簡単に確認し、セッションがスタートします。
セッションを受けるとどうなるのか?
で、気になる結果ですが、こちらは論より証拠ということで、
松尾さんが書いてくださった感想をそのままご紹介します。
☆自分の内面とつながるひととき☆
場づくり、研修のプロで、いつも何かと頼りにしている 菊地 大翼さんにお願いして、先日、コーチングの一手法、クリーンランゲージを受けてきました。トピックは、ストレングスファインダーの資質が発揮されている瞬間を、メタファーを使って具体化させるというもの。
私の場合は収集心が発揮されてる瞬間について。
前提や思い込み、偏りのないクリーンな問いは、
自分の内面に、感覚にアクセスするカギをくれるんですね。
問いに対して、これでもかとイメージをふくらませて、
答えていきました。
そして浮かんできた、私の強みが発揮されている瞬間とは?
それは、インタビューでも対話でも、向き合っている相手と心が通じ合う瞬間、相手の中の想いや知恵が流れだしてきて、これまで私が学んできた知恵や感動した出逢いとつながっていく瞬間でした。
相手の言葉も、おりなす空気も、自分の感情ととけあっていって、
イメージソングのように音楽が流れ出す。
それを味わい尽くしているとき、生きててよかったと心底思う。
そして人と人とのパッチワークが心の中でつくられていく。
その瞬間、浮かんだ光景は流れる川。
もっと具体化すると京都の鴨川!笑
その川に散らばる不ぞろいな石が
私は愛おしくてたまらないってことがわかった。
このイメージが溢れ出してから、早速憧れていた人とのご縁がどどどーっときている。同時に、色んな新たな仕事もたまたま重なり、頭がてんてこまいで、プレッシャーもあります。
でも、このあたたかい感覚をいつでも思い出せるよう、
さらに深い自分とつながれるよう、
あえて精製していない取れたての言葉で書き記しておきたかった。
菊地さん、ありがとうございました!
すべての人が同じような結果になるわけではありませんが、これまでセッションを受けてくださった方は総じて「ストレングスへの理解が深まる」「ストレングスの活用場面が明確になる」「自分のストレングスがより好きになる」「自己受容感が増す」などの効果があるとお話ししてくださいます。
実は一番豊かなのはフィードバックの時間?
セッションを受けてくださった方には、その後で私から簡単にフィードバックを差し上げています。こちらはセッションから感じたその人ならではの特徴やストレングスの発揮の仕方などをお伝えするものです。
私もセッションをしていて気づいたのですが、多くの人は5つの強みを組み合わせて活用しています。ただそれを自覚している人はほとんどいません。しかし、セッションのメタファーや使っている言葉を読み解いていくと、ストレングスをどのように組み合わせて活用しているかの仮説が立ちます。それをお伝えすると、多くの人が驚かれると同時に、深く納得されます。正直僕にはあまりよくわからないのですが、クライアントはご自身のことなので思い当たる節があるのです。
このやりとりをしていくと、僕もさらに理解が深まるので、さらに深いフィードバックが可能になります。というわけで、実はこのフィードバックの時間が何より濃いのでは?と感じています。
というわけで、今回はクリーン・ランゲージをより身近に感じて頂きたくセッションの様子をご紹介しました。引き続きセッションは実施していますので、ご希望の方はこちらからお申し込みください。