先日お伝えしたように「適応から創造を生きるワークショップ」改め「全体性から創る人材育成」という場を開いてみることにしました。
「全体性から創る人材育成」とは?
全体性とは「すべてがあっていい」という考え方・立場を指します。
一方、いま、特に企業における人材育成は全体性とは逆の「問題解決」として行われています。
最近強く感じることとして、どんな最先端の手法を取り入れようとしても、土台となるパラダイムがズレていると、結局パラダイムに引き戻された現実がもたらされるということです。
マインドフルネスを取り入れる、デザイン思考を学ぶ、対話型組織開発を取り入れる、すべて素晴らしい試みです。しかしそれが「何らかの問題を解決するため」として導入されていると、一時は状況が好転しますが、しばらく経つと新たな問題を創り出し、異なるアプローチを求めて彷徨うことになります。そしてグーグルやフェイスブックらが始めたやり方を取り入れる、この無限ループからいつまで経っても抜け出すことができないのです。
この無限ループというのは決してメタファーではありません。僕たちが引き起こしている事象そのものなのです。
今回の場では、その無限ループがどんなプロセスで形成されているのか?
誰もが全力を尽くしているのにかえって無限ループを創り出していること、などについても掴んで頂けるよう進めたいと考えています。
ではどうすればいいのか?
では問題解決を前提とした人材育成からシフトするためにはどうすれば良いのか?そのヒントであり、エッセンスこそが「全体性」であると僕は考えています。
そして最大の罠もここに潜んでいます。人はすぐにいまの状況を「良くないもの」と置いてそれを遠ざけたり、見ないようにしたくなります。その方が楽だからですね。
問題解決をするために「全体性」を選ぶのではなく、ただただ選びたいから「全体性」を選んでいるか?、ここをよく自分自身に問うていくことがカギです。ここは本当に鍛錬が求められます。どうすれば「全体性」を真の意味で選択できるようになるのか?最終的にはそこにも踏み込んでいきます。
ぜひこのテーマに惹かれる方、なんらか今の人材育成のあり方に限界を感じていたり、違和感を感じている方と一緒に場を紡ぎ上げていきたいと考えています。
ご興味をお持ちの方はこちらからお申し込みください。お会いできることを楽しみにお待ちしています。