先日、素敵な本に出会いました。その本とは「あたえる人があたえられる」です。
「あたえる人があたえられる」とは?
題名を見てもわかるように、成功哲学系の本です。ナポレオン・ヒル、デール・カーネギー、フランクリン・コヴィーなどが有名ですね。
タイトルの「あたえる人があたえられる」は上記のような古典でもずっと言われてきていることです。それもあり、なかなか読む気になれませんでした。
しかし、先日ふと手に取ってみると、成功哲学の古典とは一線を画する内容だったのです。どこが一線を画する部分であったのか、僕がこれまでの成功哲学本で違和感を抱いていたことと合わせて紹介します。
そりゃ、あたえる人になれれば苦労しないよ
成功哲学系の本を読むと「そうだ!あたえる人にならなければ」とモチベーションが上がります。そして数日はそのモチベーションが続いて「いい人」になったりします。ただ、何らかのきっかけでそのモチベーションが縮み、元に戻ってしまいます。で、その後に残るのは「自分はそんなに高尚な人じゃないしな〜」という諦めです。
「あたえる人があたえられる」もタイトルからそんな残念な気持ちになることが容易に想像できたので、あまり手が伸びませんでした。
「あたえる人があたえられる」には、これまでの成功哲学本には書かれていないことが書かれている
なので、あまり期待しないで読み始めました。この手の本にありがちな、イマイチな主人公とメンターの対話で進むスタイルです。で、最初に出てくるのはやはり「ビジネス成功の秘訣とはあたえること」でした。「まあそりゃそうだよねー」と読み進めていきます。
そして、「おっ」と思ったのが最後の章。ここまで来て、主人公が僕と同じことを言い始めました。つまり「そもそもあたえる人は最初から優れている。だから成功するのは当たり前で、凡人があたえたからと言って成功するわけではない」です。「そうそう、そこなんだよな」と思っていると「あたえる人になるために大事なことがある」とメンターが言い出しました。
ここからのメンターの話が、本書最大のポイントです。ネタバレになってしまいますし、せっかくの感動が台無しになってしまうので、ここでは敢えて書きませんが「あたえる人になれれば苦労しない」に真正面から応える内容でした。確かにあたえる人になるにはこれしかないと思います。
あたえる人になりたい人へ
というわけで、「あたえる人があたえられる」は自信を持ってオススメします。これまでの成功哲学本に押し付けがましさや嘘っぽさを感じている方こそ読んで欲しいです。先日ご紹介した「GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代」と合わせて読むと、相乗効果があると思います。
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