今週、サイバーエージェント藤田社長の経営者ブログ「社内事業コンテストは必ず失敗する」が話題になりました。僕はこの記事を読んで初めてジギョつくが廃止されたことを知りました。この取り組みは、人材育成領域においても成功例としての文脈で語られることが多かったので、色々と思うところがありますが、これはまた別の機会に触れたいと思います。
さて、ここからが本題です。実は僕が興味を惹かれたのは別の記事「ゴルフのスコアをごまかす人」でした。内容をざっくり要約すると「ゴルフのスコアをごまかす人は自分の弱さを受け入れられない人である」というものです。僕はゴルフをやらないので「ゴルフのスコアをごまかす」ことの意味合いについては分かりかねる部分がありますが、腑に落ちる記事でした。
というのも僕にも「ごまかす」クセがあるからです。意図的にやってしまう時もあれば、無意識のうちにやっている時もあるように思います。その中でも本当に怖いことは、意識なのか無意識なのか自分でも分からなくなってしまい、その結果、原因を他のことに求めてしまうことです。
例えば、人に何かを伝える時や企画を考えている時など、自分の内から外にアウトプットしようとする時、パワーレスになる感覚を僕はずっと持っています。これまでは、スキルが無いからだと思っていたのですが、実は自分をごまかしていたためにパワーレスになっていたのではと、今になって考えています。これは真の理由である「ごまかし」がいつのまにか「スキル不足」に置き換えられてしまった一例です。
こんな風にそれっぽく分析してしまうのも一種の「ごまかし」なのかもしれません。しばらくの間、自分と向き合ってみたいと思います。
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