「ホリスティック・サイエンス・セミナー」シリーズ、4回目になります。
今回は3日目「光と闇」がテーマです。
戸隠神社フィールドワークからスタート
朝7時に出発し、まずは鏡池に。ここで戸隠神社にまつわる神話を聞いたのち、鏡池を見ながら、みんなで朝ごはん。
そして、奥社を目指して参道へ。雨が直前まで降っていたこともあり、1時間ほどは掛かったかと思います。奥社に参拝したのちは参道杉並木ルートを通って戻ってきました。
戸隠神社が屈指のパワースポットと呼ばれ所以が実際に足を運んでみることでわかったような気がしました。印象に残ったのは参道の杉並木。もちろん整備はされているのでしょうが、人間の手を超えた美しさや神々しさがそこにはありました。
往路はサイレントウオークといって、何も話さず黙々と参道を登っただけに、今でもとても印象に残っています。
ゲーテの方法論で光を観察すると…
午後は外で光を用いたワークでした。ゲーテが行ったというプリズムを用いての実験です。こちらの実験については検索すればたくさんやり方が出てくるので、もし興味がある方は調べていただければと思います。というのも、いくらここで文面に記したとしても、実際にその体験が無いと腑に落ちないからです。ゲーテ自身も「理論ではなく、体験するものだ」と実際に言っていたようです。
ただ、実験を通じて僕が感じたのは
- 「光や闇にも科学的分析だけでは迫りきれない独特の質感があり、それは生命感を感じさせるものであった」
- 「光と闇が融合すると、新たな色合いが生まれ、それは光=善、闇=悪という二元論を超えたところに存在するものであることを示唆する」
- 「よって光と闇は相対するものではなく、それぞれがそれぞれの意味合いを持ったものである」
というようなことです。ここでの光と闇は物理現象としての光と闇を指しますが、メタファーとして使われる光と闇にも共通することがあるのでは?と感じました。
世界にある生命を感じる
2日目までは、全体と部分などの「概念」を使って世界の見方を変えてきました。そして3日目では「感覚」特に今回は視覚を用い、世界の見え方が変わる体験をしました。この段階的な体験を通じて、世界にある生命を感じる感覚が少しずつ高まってきました。
目の前にある一見、何でもなさそうなものに、実は生命が宿っているのかもしれない、しかもそれは物理的な命ではなく、エネルギーとしての生命だ、という感覚です。この感覚が「全体観」であるのだろうか?そんな変化を感じながら、3日目が終わろうとしていました。
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