先日、東京国際フォーラムで開催されたソフトバンクの株主総会に行ってきた。ここでの目的は、孫社長の事業戦略プレゼンテーションを聞くこと。しかも、米国携帯会社3位のスプリントを買収できるか否かという非常にエキサイティングな時期柄で、とても楽しみにしていた。
結果としては既に報道されている通り。これで世界第3位の携帯通信事業会社になることがほぼ確実になったとのこと。
そして、その後、孫社長が言っていたことが「世界一の会社になる」こと。「世界一」を目指すということを聞いたことはこれまで何度もあるが、これだけ現実感のある「世界一」はほとんど聞いたことがない。
また、株主から出た「グループ内無料通話の提案」のやり取りは大変驚いた。質問から孫社長の回答までの時間で「自分だったらどう答えるか?」をずっと考えていたが「良い提案なので前向きに検討する。結論はすぐに出す」ぐらいがせいぜいかなと思っていた。
しかし実際は、数秒考えた後に「やりましょう」の一言。とても短い時間だったので、ソロバンを弾いているとはとても考えられない。
大胆な決断ができるという力こそ、ソフトバンクという企業をここまで大きくしてきた要素の一つであるのだろう。
今回の機会はリーダーとしてのあり方を身近で見ることができる幸運な機会であった。
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