「うまく生きる」と「まともに生きる」

組織開発・組織変革

昨日と今日、ODNJ国際大会2014という組織開発を扱ったイベントに参加していました。AIで有名なダイアナ・ホイットニーさんや神戸大学金井教授とエドガー・シャイン先生のセッションなど、貴重なお話をお伺いすることができました。

 

さて、組織開発について色々考える中で、感じたことを今日は書いてみたいと思います。それは、組織開発は、ある哲学・価値観的な要素を含むものであるのではないか?とうことです。

その哲学・価値観とは、表題に掲げた「まともに生きる」です。これの対義語は「うまく生きる」です。うまく生きるだけであれば、組織開発は必要ないものかもしれません。また、組織開発は結果的に「うまく生きる」ことにも繋がりますが、直接的に「うまく生きる」ことは志向していないようにも思えます。

だからかもしれませんが、「うまく生きよう」と考えて、組織開発のアプローチを取り入れても、あまり成功するイメージがありません。それよりも、時間とエネルギーは掛かるけれども「まともに生きる」ことを選択して、その手段として組織開発を取り入れることで、初めて組織開発の持つポテンシャルが発揮される気がします。

 

組織開発を取り入れる際には、結果を求めて安易に取り入れるのではなく、このあたりの姿勢や価値観、マインドをよくセットアップすることが極めて重要である、というのが僕の考えです。このアクション自体が既に組織開発なのですが。。。

 

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