リフレクション実践研究会 立ち上げました

リフレクション・内省
Sponchia / Pixabay

大人を対象にした人材育成において「内省(リフレクション)が大事」と言われるようになって久しく経ちます。内省に関する本もコンスタントに出版されるようになり、内省(リフレクション)は一時の流行りを超えて、人材育成のスタンダードに成りつつあるように感じています。

ですが、この内省(リフレクション)を上手く使っている人・組織と、ただの理論的なお勉強に留まっている人・組織が徐々に分かれつつあるのではないでしょうか?

そんな課題意識をリフレクション研究家のナカシマさんとお話ししていまして、「だったらリフレクションの実践に絞った研究コミュニティを立ち上げよう!」という話になりました。

 

リフレクションの実践に絞った研究コミュニティって?

その名も「リフレクション実践研究会」と言います。このコミュニティは理論を学ぶ場ではなく、あくまでリフレクションを主に組織内で実践している人にお越しいただき、実践例を紹介して頂いたり、その話を受けて実践モデルをその場でつくってみたりする場です。

それってよくあるケース紹介の場なんじゃないの?と思う方もいるかもしれません。でも、リフレクション実践研究会は一味違います。

まず、場に集う方が違います。ただ知識を得よう、何かを学ぼうという動機ではなく、何かを生み出そうという方ばかりです。これは経営者の方が多いせいもあるかと思います。

人材育成担当者の目線で人材育成を考えることと、経営者の目線で人材育成を考えることには違いが存在します。僕にとっても、この場は経営者の視点で人材育成を捉え直す好機になっています。

あとは研究というだけあって、場の深まり度合いが違います。ただケースを紹介して終わりという場ではありません。その裏にはどういう原理原則が潜んでいるのか、何が作用しているか、などをマニアックに探究していきます。こちらについての詳細は第1回についてのレポートを読んでいただくとよいかと。

 

で、今度は何をするの?

次回は5月20日に開催します。テーマは「新入社員のリフレクション」です。新人育成におけるリフレクションは需要は高いのですが、同時に難易度も高いと考えています。それは「リフレクションの題材となる挑戦課題が限定されがち」「任される仕事が単純であることが多く、意味を見出しにくい(エンジョイメントしにくい)」という2つの理由からです。

つまり、新入社員が置かれる環境はリフレクションという観点から捉えるとハードモードとも言えるのです。今回はそんなハードモードをいかにして乗り越えたのかについてもお話がお伺いできるかと思います。

理論による学びはお腹いっぱい。具体的な実践例を知りたい、聞きたい、活かしたいという方にぜひお越しいただきたいです。参加を希望される方はリンク先のフェイスブックページからお申し込みください。

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