「問題を解決すること」は本当に正しいことか?

今日は素晴らしい本に出会ったので、ぜひ紹介してみたい。

リフレーミングの秘訣: 東ゼミで学ぶ家族面接のエッセンス

 

 著者は家族療法を専門とするカウンセラーである。本書はケーススタディを中心としながら、カウンセリングのコツが分かりやすく解説されている。

特に感銘を受けた箇所をいくつか抜粋してみたい。

・心理療法の究極の目的はクライエントの心の中や日常にP循環(※筆者注 ポジティブな要素を心の中に創り出すこと )形成することであり「問題解決」や「症状の除去」はその一部分でしかない

 

・ある価値観から自由になるとは、その価値観を捨てることとは同じではない

 

・本気でクライエントや家族の「問題」を探したり、本気でクライエントを「問題の人」とみたりすることが、面接室内でのN循環(※筆者注 ネガティブな要素を心の中に創り出すこと )の形成・維持に繋がってしまう

とかく、何か「問題」とされるものに出会うと、原因を追究して解決策を作りたくなってしまう。しかし、「問題を解決すること自体」も実は手段に過ぎないことが、本書を読むとよく分かる。この考え方を知っているのといないのでは、「問題」とされるものに向かう姿勢も大きく変わってくる。

また、本書のサブテーマは「システム・アプローチ」であり、システム・コーチングに携わっている人にとっても学びがある内容になっている。

一見、カウンセラーの人や心理療法に携わる人向けの本だが、一般のビジネスパーソンが読んでも色んな場面で活用できると思う。特に対人場面の多
い営業職の人やマネジメントに従事する人には得るものが大きい本だろう。

こういう本に出会えるから、読書はやめられない。

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