いま『英雄の旅』という本を読んでいます。実は、発売と同時に読んだのですが、その時は眺めて終わりという感じでした。でも、いま読み直してみると新たな発見がたくさんあります。読み直す度に気づきが生まれる本というのは、本当に良い本である証です。
英雄の旅 ヒーローズ・ジャーニー 12のアーキタイプを知り、人生と世界を変える
- 作者: キャロル・S・ピアソン,Carol S. Pearson,鏡リュウジ,鈴木彩織
- 出版社/メーカー: 実務教育出版
- 発売日: 2013/09/19
- メディア: 単行本
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今日はその中で心に響いた一節をご紹介します。
通過儀礼体験で不安になった時は、自分にこう言い聞かせて心を鎮めるといい。「どうやら、これが私にとっての通貨儀礼のようだ。原因を突き止められないことはわかっている。これ以上努力したところで、この状況を自分でコントロールすることもできない。これが続いている間は、自我(エゴ)の力で責任を持って行動するだけで精一杯だ。子供たちの世話をして、時間どおりに出社して、友人には親切にふるまおう。でも、この体験で目覚めようとしているのは私の魂(ソウル)なんだ。今の私にできるのは、自分が必要としている学びの時がやってくるのを待つことだけだ
変容が起こる時には、今までできていたはずの普段の生活を送ることだけでも困難になったりします。そしてそれを「今は変化の時だから」と言い訳をして、逃避したくなったりします。もちろん本当に心の底から、肚の底からそう感じているのであれば良いのですが、言い訳に負けてしまうと、せっかくのプロセスが台無しになってしまうのではないでしょうか。
僕もまさにいま、変容のプロセスの中にいると自覚しています。だから、変化を感じつつも、無理に流れに逆らわず、粛々と、淡々と生きることをこれまで以上に意識しています。
この姿勢が本当に正解かどうかはわかりません。でもこれが唯一の道なのではないか、そんな予感を持って日々を過ごしています。
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