相手の反応的言動に反応しない

前回に引き続きオリンピックネタ。今日取り上げるのは例の森元首相の発言。

実は、最近個人的にテーマにしている「相手の反応的言動に反応しない」ということに極めて親和性の高い話題だったのでピックアップしてみた次第だ。

まず「相手の反応的言動に反応しない」というのは「相手が自分に向けて、恐れを源泉に行動をしてきた際に、その言動に対し反応的に対応しない」(できれば創造的な言動をとる)ということである。これでもまだ分かりにくい所があると思うので、さらに具体例を書いてみたい。

仕事の話なのだが、僕はいまあるお客さまの引き継ぎをしている。もうある程度引き継ぎは進んでいて、窓口も既に新任の者が担当してしばらく経っているのだが、お客さまとのMTGのセッティング、および提案の作成を依頼されたのだ。この依頼の仕方も、僕からは「あなたがやって当然」というトーンに感じられ、あまりいい気持ちがしなかった。

僕からすれば「もちろんサポートはするが、担当はあなたなのだから、あなたがお客さまとコミュニケーションをとらないといつまで経っても引き継げない」と感じ、思わず反応的に対応しそうになったのだが、その担当者は最近忙しくしていることをふと頭がよぎった。

そこで「分かりました。やります」と伝えたのだが、相手も思う所があったのか「全部を任せるのはさすがに良くないと思うのでサポートをしてほしい」と言われ、最終的な決着をみた。

おそらく、僕が反応的な気分を引きずったまま「担当は既にあなたなのだからあなたがやるべきだ」と言った場合とは、異なった結果になったと思う。その際に想定されたのは「とはいえあなたも前任なのだからその責任は果たすべきだ」と言われ、ネガティブな気持ちを持ったまま作業に当たることになる、等のケースだ。

相手の反応的言動には、すぐに反応するのではなく「その背景にはどんな相手の感情やニーズがあるのか」を捉え、対応することで、結果お互い気持ちよく物事を進めることができる。

と、ここまでが(長い)前置き。

ここで冒頭の森元首相の発言に戻ってみる。僕もこの発言を目にしたときに、気分が悪くなったのだが「これは反応的な言動であって、逆にここまで言うということは、結構応援していたのでは?」という思いがよぎった。そこで、ネットをたどり発言をちゃんと読んでみると、確かに応援やねぎらいというトーンも無い訳では無いことが分かった。(さらにひどい発言もあったので弁解の余地なしとも感じたが)ここまで背景が読めてくると、先ほどのように「なんてこと言うんだ!」というようなネガティブな感情に支配されなくなった。「あの人も相変わらずだ」ぐらいのフラットな感情にシフトした。

という訳でめちゃくちゃ長くなってしまったのだが「相手の反応的言動に反応しない」ことって大事だ、ということを書きたかったのだ。

コメントを残す

サブコンテンツ

Facebookもチェック(いいね!をクリックするとFacebookでも更新状況が見られます)

          

このページの先頭へ